コラム▼ティーボールに打順のセオリーは通用するか?

本牧サンダースの詳細は、
サンダースオフィシャルホームページをご覧ください



ティーボールについては、本牧サンダースの
サンダースオフィシャルホームページをご覧ください。
ティーボールは、ピッチャーがボールを投げるのではなくティースタンドの上にボールをおいて打つ野球です。
つまり、自分が最も飛ぶ位置にボールを置いて打つことができる
「超攻撃型野球」とも言えます。
「超攻撃型野球」ということを前提において、注目したいのは
「2番バッター」通常の野球は2番バッターは、ランナーを進めるタイプの小技のきいた選手がイメージされます。
しかし、そこはティーボール!

2番バッターといえども、フルスイングしなければなりません。
つまり、ティーボールの2番バッターは、出塁した1番バッターを二塁に送るための送りバントがない。
狭いフィールドで行うティーボールではどこに飛んでも二塁でフォースアウトになる確率が高く、送りバントのようにうまく進塁させることはなかなかできません。



古田敦也著「優柔決断」に古田氏自身がプレイングマネージャの時代に、打線をどのように考えたのかが参考になります。
古田プレイングマネージャが取った打順はこう・・・
1番 青木宣親
2番 アダム・リグス 3番 岩本明憲
4番 アレックス・ラミレス
2番に長打の打てる・走れるアダム・リグス選手をおいたのです。1番バッターが出塁しバントで送る、相手チームに取って確実にアウトカウントを計算できる2番バッターほど楽なものはなく、反対に1番バッターが出塁し、2番バッターが長打でもでるとたちまちノーアウトランナー2・3塁の大チャンスになるほうがどれだけいやなのか・・・と古田氏は語っています。
キャッチャー出身の古田氏が経験した結果が出ているように思います。
プロ野球の世界では正しいのかどうかはわかりませんが、この打順は送りバントのないティーボールでは理想的ではないかと考えます。
先頭バッターが出塁したあとさらに長打を打たれ、ノーアウトランナー2・3塁で、3番・4番なんて絶対絶命です。
先頭バッターが出塁したものの、2番バッターでセカンドでフォースアウト、1番俊足のランナーが入れ替わりワンアウト1塁で3番・4番とでは雲泥の差。
一番バッターはチームで確実にランナーに出れるバッターで、2番バッターはさらに追い打ちをかけるかのごとく、チャンスを最大にする

ティーボールでは何点も差があっても安心はなかなかできないもの。
こんな野球も一味あって、いいのではないかと




この戦略に「古田監督は緻密な野球をするものと思っていたが」の問いに、反対に「緻密ってなに?」と聞き返したそうです。
古田敦也著「優柔決断」には”緻密”についても、いろいろと書かれてますので、興味があれば一読してみてはいかがでしょうか
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